看護師の休日日数

どの職場が休日日数が多いのか

休日日数が多い職場は?

休日日数が多い職場は?

看護師は一般企業に比べて休日日数が多めですが、夏季休暇や年末年始の日数は職場によって異なります。しっかりと休日を取りたいと考えているなら、年間公休が多い職場が良いでしょう。ここでは代表的な職場を4つ紹介します。

「大学病院や国立病院」

経営が安定している大学病院や国立病院の平均休日日数は125日です。これは福利厚生がしっかりしており、有給休暇が取得しやすいように環境が整えられているからです。給与水準も高いため、休日日数の増加だけでなく給与アップを目的に転職を考えている人には魅力的な職場でしょう。ただし、入院設備があり24時間体制で業務にあたるため夜勤もあります。さらに研究会や研修会なども頻繁に開催されており、休日でも出勤しなければならない場合もあります。表向きは任意参加ですが、大学病院や国立病院は最先端医療に携わっていることもありほとんどが強制参加となっています。

「クリニック」

クリニックの場合は院長が独自に裁量権を持っているため休日日数の幅が広くなっていますが、平均すると大体97.9日ほどです。4週8休をベースとした場合の年間公休である104日よりも少なくなってしまいますが、入院設備がなく夜勤がありません。また、休日の曜日を固定しているところや夏季休暇や年末年始をしっかりと設定しているところも多いため、家庭や育児と両立させたい人や無理のないシフトで働きたい人におすすめです。

「訪問看護師」

高齢化が進んでいる今、需要が高まっているのは訪問看護師です。訪問看護師の休日日数は大体月に8日程度ですが、土日祝日や夏季休暇、年末年始をしっかりと設けているところも多く年間120日近くの休日を取ることができています。また、訪問時間や件数が決まっているためほとんど定時で帰れますし、残業もありません。
ただし、訪問看護師は基本的に1人で患者の自宅を訪問し個人で判断しながら必要なケアを行います。そのため、プレッシャーを感じたり、患者や家族の対応に悩んだりすることも少なくありません。

「保育園看護師」

保育園看護師の勤務時間は保育園が開園している時間帯です。基本的にはカレンダー通りに休日が設定されており、夏季休暇や年末年始もしっかり休むことができるため、年間の休日日数は大体120日ほどです。夜勤もなく身体的にハードだと感じる業務もありません。
ただし、保育園看護師の平均年収は約300~400万円、と一般の看護師と比べるとかなり低めです。夜勤や残業がない分、低くなってしまうのでしょう。また、子どもたちの健康管理や応急処置がメインのため、病院のような高度な医療技術は業務に必要ありません。看護師としての技術を磨く機会が少ないため、スキルアップは期待できないというデメリットがあります。