看護師の休日日数

看護師の休日日数の概要を紹介

まずは概要を確認

看護師の平均休日日数は118.13日です。一般企業の平均休日日数は113.7日なので、看護師の方が多くなっています。平均休日日数には年間公休だけでなく夏季休暇や年末年始、有給休暇も含められていますが、すべての職場でそう設定されているわけではありません。夏季休暇などを設定せず、年間の休日日数が100日を切っているところもあります。では、休日日数が多いのはどのような職場なのでしょうか。

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  • 平均の休日日数

    まずは看護師の休日日数について詳しく見ていきましょう。日本看護協会が実施している調査によると、看護師の平均休日日数は118.13日でした。一般企業に比べて4.43日多くなっています。しかし、職場によって休日日数にバラつきがあり、休日日数が99日以下の職場もわずかですが存在します。しかし、最近は業界全体で休日日数を増やす方向にあり、年間の休日日数が120日以上の職場は約52.7%と全体の半数を超えています。

  • 「4週8休」と「週休2日」の違い

    ここでは看護師の休日の仕組みについて詳しく説明しています。看護師は「4週8休」をベースとしていますが、これは単位となる期間を4週間とし、その期間の中で8日の休日を設けるものです。一般企業のように1週間で区切っているわけではないため、土日が必ず休みになるとは限りません。4週8休の場合、年間公休はおよそ104日です。それに夏季休暇や年末年始、有給休暇を加えて年間の休日日数を120日前後としているところが多いようです。

  • 休日日数が多い職場は?

    休日日数が多い職場をいくつかピックアップして紹介します。まずは大学病院や国立病院です。経営が安定しているため福利厚生にも力を入れており、有給休暇も取得しやすいように環境が整えられています。ただし、最先端医療に携わる機会が多いため休日に研究会や研修会が開催されることもあり、その場合は休日出勤になります。休日を固定している方が働きやすいならクリニックや保育園がおすすめです。比較的カレンダー通りに休日が設定されています。

  • 年間休日数を左右する休暇の種類

    看護師が休日数の多い職場を探す際に同時にチェックしておきたいのが、年間休日に含まれない特別休暇の有無です。職場によっては、法定休暇とは別に、年間休日にプラスして増える複数の特別休暇の取得が可能なところもあります。慶弔休暇やリフレッシュ休暇など、職場が独自で実施している休暇が該当し、取得できる特別休暇が多ければ多いほど休日数も増える仕組みです。なお、施設形態別で休み方が異なるため、転職を考えている場合は改めて認識しておきましょう。